腰痛予防で重要!正しい姿勢や椅子の座り方を徹底解説
ぎっくり腰などの腰痛を起こした事がある人は、それまでの日常生活を振り返ってみる必要があります。
同じような生活を続けていれば、再び腰痛を起こしかねません!
再発を防ぐ為には、日頃の姿勢や物を持つ時の動作を総点検して背骨と腰に負担がかからない生活を送ってください。
腰痛を予防する為の立ち方
立つ時は、あごを引き、お腹を軽く引き締め、背筋を伸ばして立ちます。
重心は足の親指の付け根におくとよいでしょう。
おなかが出っ張っている姿勢や、肩を丸めた姿勢だと、腰椎に余計な負担がかかります。
まっすぐに背筋を伸ばしているかどうかは壁に背をつけて立ってみるとわかります。
長時間立つ姿勢でいる時は片足を10cmくらいの台に乗せると楽です!
体の中心が前に移動するため、腰椎が描くカーブが深くなるのを防ぎます。
腰痛を予防する為の座り方
1、椅子の場合
椅子に座って作業をする場合には、椅子の高さに注意しましょう。
椅子は高すぎても低すぎても「腰によくありません」。
椅子に腰をかけた時、足の裏が床に全部ついて、膝が椅子より少し高くなるくらいが体に合った椅子です。
椅子に座る時は、あまり深く腰掛けず、少し前かがみになるくらいにして背筋を伸ばします。
但し浅く腰かけたままで背もたれにもたれると、背骨が前にそった状態になり、腰に負担がかかります。
正しい姿勢で腰をかけていても、長時間同じ姿勢を保っているのはよくありません。
ときどき立ち上がって軽い運動をするようにしましょう。
2、畳の場合
畳に座る時、腰痛を経験した事のある人はけっしてあぐらをかかないようにしてください。
膝を崩した横ずわりも腰椎の弯曲を強めるので好ましくありません。
正座が一番腰への負担が少ない座り方ですが、膝に痛みがある場合は、お尻の下の方に座布団を入れると比較的楽に正座ができます!
腰痛を予防する為の物の持ち方
重たい物は持たないようにするのが腰痛予防には一番いいですが、どうしても重いものを持ち上げなければならない時は必ず持ち上げる物の正面で膝を折り曲げて腰を落とし、物に体を近づけてから持ち上げるようにしてください。
高い所にある物を取る時には、踏み台などを利用して無理のない姿勢で取るようにします。
重い物を運ぶ時にはできれば一度に運ばず、小分けにして運んでください。
そして両手で持つ時は左右均等の重さになるようにして、両側に荷物を下げるようにします!
片手で運ぶ時は時々持つ手を左右変えて運びます!
その他腰痛予防の為の日常の動作
洗面台で顔を洗う時には、膝を曲げて洗面台に押し付けるようにすると、腰に負担がかからずにすみます。
髪を洗う時には低い台に腰かけて、前かがみになって洗うと腰に負担がかかる為、立ったまま、シャワーで洗いましょう!
車を運転する時は、アクセルやブレーキペダルに足を乗せた状態で軽く膝が曲がるくらいの位置に座席をセットして、腰への負担を軽減します。
長時間運転する時は、1時間に一回くらいの感じで休憩をして、車外に出て肩回しやストレッチなどの軽い運動をしましょう。
アイロンがけをする時はアイロン台を机の上などに置いて背筋を伸ばしておこないます。
床に置いて前かがみの姿勢でおこなうと腰への負担が増えるのでやめましょう。
また冷蔵庫はよく出し入れする食品を上段に納め、下段の出し入れは、中腰にならずに床に片膝をついて腰を落としてからおこないます。
ズボンや靴下を履くときには、立ったままおこなうと片足を上げたままで中腰になるために不安定になり、腰に無理な力が加わるので椅子に座っておこなうようにします。
掃除機をかける時は、中腰になりがちなので、腰に負担がかかります。
できるだけ背筋を伸ばし上半身を起こした姿勢で掃除機を操作します。
またベットの下などを低い姿勢で掃除する時や、床に落ちているものを拾う時は、腰をかがめないで、片膝を床につくか両膝を曲げて腰を落としておこなうようにします!
腰痛とセックス
腰痛があったらセックスをしてはいけないという事はありません!
セックスをすると腰痛体操をしたあとのように腰が軽くなり、腰痛が減少する人もいます!
特別な体位で長時間にわたってセックスを続けた場合は、体に不自然な力が加わって腰痛が酷くなる事があるかもしれませんが、ごくノーマルにセックスを楽しむのであれば、それによって腰痛が酷くなるという事は考えられません。
愛する人とセックスを楽しむ事によって心身のストレスが軽減されリフレッシュ効果も大きいと思われます。
そして、本当に腰痛が酷い時はセックスをする気持ちなど起きないはずです。
セックスができる状態の事を喜んでください。